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【強力ニキビ薬】オーストラリアの塗り薬「OXY」が頑固な吹き出物にもよく効く!
昔から肌だけは褒められてきた私。
ところがどっこい、二十代後半に差しかかった辺りから「お肌の曲がり角」を実感するようになりました。
ストレスを感じると顎周りに吹き出物ができ、全然直らないどころか次々に新しいのが出現するのです。
オーストラリアに来てからまた荒れ出した私に友達が教えてくれたニキビ薬「ベンザックAC」…の、類似薬「OXY」がすんごい効いたので、ご紹介します。
副作用のある薬です。無闇に使用してはいけません。購入の際は薬剤師や医師に相談しましょう。
OXYとは?
OXYというのは、過酸化ベンゾイル(Benzoyl Peroxide)という成分を配合した塗り薬の商品名です。
オーストラリアでは大手ドラッグストアのChemist Warehouseなどのニキビケア用品コーナーに置いてあります。
過酸化ベンゾイルの配合濃度と仕様の違いによって、
- 赤いOXY10(10%)
- 青いOXY5(5%)
- 茶色いOXY5(5% 肌色バージョン)
の3つが売られています。
ちなみに日本ではベピオゲルという商品名で濃度2.5%のものが販売されていますが、まだ処方箋がないと入手できません。
過酸化ベンゾイルの作用は次のとおり
薬の効果と作用機序
参照:過酸化ベンゾイル製剤の解説ー日経メディカル
尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因菌の増殖を抑えたり毛穴の閉塞を改善することでニキビを減らす薬
・ニキビは皮脂の分泌増加や毛穴が古い角質により塞がれることで菌(アクネ菌など)が増殖することによっておこる
・ニキビの初期は面ぽう(白ニキビ、黒ニキビ)という状態だが、増殖した菌により炎症がおこり赤ニキビや膿がたまった状態の黄ニキビへ移行していく
・過酸化ベンゾイルはニキビの原因菌に対する抗菌作用や毛穴の閉塞の改善作用などをあらわす
要するに、ニキビの治療薬です。
ピーリング効果で毛穴の塞ぎを取り除くだけでなく、ニキビの原因菌をやっつけてくれる作用を持ちます。
日本で処方されるベピオゲルの使用法を読むと、どんな薬かイメージが湧きます。
過酸化ベンゾイルの副作用と注意事項は次のとおり
主な副作用や注意点
参照:過酸化ベンゾイル製剤の解説ー日経メディカル
皮膚症状
・刺激感、紅斑、乾燥、皮膚に粉がふいたりうすく剥がれるなどの症状があらわれる場合がある
・上記の症状は通常、軽度で比較的初期にあらわれ、その後やわらいでくることが多いとされる
・使用継続中に症状の消失又は軽減が認められない場合は医師や薬剤師に相談するなど適切に対応する
紫外線に対する注意
・日光など紫外線にさらされることで皮膚の容認性の減少や皮膚刺激性が強くなる可能性がある
・本剤使用中は帽子をかぶるなどして強い日光に本剤を塗った部分を長時間あてないように工夫する
・日焼けランプの使用や紫外線療法は避ける
漂白作用に関する注意
・本剤は漂白作用をあらわすため、髪や衣料などに付着しないように注意する
人によりますが、副作用が大きく出る薬です。
私はカッピカピに乾燥しひび割れ皮がベロンベロンにめくれ粉を吹きまくり赤くなり痒みが出ました。
人前に出られない状態になります。接客業は要注意です。
絶対に気安く使い始めないでください。
副作用をよく確認し用法用量を守って自己責任のもとで使うか、薬剤師や医師に相談しましょう。
また、過酸化ベンゾイルには漂白作用があります。
私は枕カバーやバスタオルを犠牲にしました。笑
ものによって強く漂白されてしまうので、お気に入りのパジャマや寝具、タオルは一緒に使わないでください。
有名な「Benzac AC」
過酸化ベンゾイルを配合したニキビ薬に、ベンザックACというものもあります。
これもChemist Warehouseなどで購入可能で、過酸化ベンゾイルの配合濃度によって3種類あります。
- 2.5%…$19.99
- 5%…$22.99
- 10%…$28.99
※それぞれ60g入り、価格は2022年6月現在のもの
OXYと違って弱めの2.5%があるので、5%でもキツい方や、初めて試す方はベンザックACから始めるといいかもしれません。
私はベンザックACを買おうと思ったのですが、OXYの方が容量が少ないため半額程度だったのでOXYにしました。
容量が少ないから安いだけで、OXYの方が割高です。
過酸化ベンゾイル5%~を試してみたい方にはOXYがよさそうです。
OXYの使い方
顔を洗って保湿後、一日一回、幹部に薄く狭い範囲で塗ります。
それで効果が現れなければ、一日二回まで使用可能です。
OXYの使用レビュー
私は青い箱の5%を購入しました。
私が悩んでいたのは口の周りの吹き出物でしたが、顔面を一度リセットしようと思い、顔全体に一日一回、口の周りに一日二回、大きな吹き出物があるところには厚めに塗る、という非常に危険な使い方をしました。(マネしないでください。)
結果的に、10%ではなく5%にしておいてよかった!と思うほど、よく効く強い薬でした。
塗布開始から3日
朝、吹き出物が枯れていったものの、新しい吹き出物もいくつか出現。
厚めに塗ったところの皮膚が、火傷をしたようにテカテカになって剥がれ始めようとしていた。
夜、風呂に入ったら口周りの皮がめっちゃめくれはじめた。
塗布開始から4日
口の周りがもはや干ばつ地帯。絶対に人に見せられない顔になる。
口の周りはどうしても筋肉を動かすので、皮が突っ張る。
もともと吹き出物がなかったおでこや頬は、すべすべになり始める。
塗布開始から8日
笑ったら、口の周りの皮膚がピキッと割れて血が出た。
まだまだボッロボロめくれる。
ニベアを厚塗りすると目立たなくはなるものの、人には見せられない。
この日から、一日一回、口の周りだけに薄く塗ることにする。
塗布開始から10日
肌の調子がかなりよくなってきた。
顔全体が一皮剥けすっべすべ。
口の周りもまだ少し粉を吹いてるものの、落ち着き始める。
吹き出物も新たには出てこない。
この日からまた顔全体に薄く塗ることにする。
塗布開始から14日
塗ったところ全体が赤くなり痒みが出始める。
吹き出物はたま~に小さいのがぽつっとできるくらい。大幅に改善。
ぽつっとできたらそこに厚めに塗るだけで、そこ以外に塗るのをやめたら数日で赤みも痒みも引いた。
塗布開始から30日
口の周りだけまだ塗る日々。
とにかく肌がすっべすべでトーンアップしたし、調子がいい。吹き出物も全然できなくなった。
水や湿度などの環境の変化+ストレスで角質が溜まっていたのかも。
過酸化ベンゾイルのピーリング効果で毛穴の詰まりが改善したものとみられる。
口の周りだけもうしばらく薄ーく伸ばしてみようと思う。
私が感じた注意点
とにかく皮がめくれるので、人前に出るのは厳しいです。
在宅で働ける期間や、学校の長期の休み、マスクで隠せる範囲だけ塗る、っていう使い方をすべきだと思いました。
皮がめくれまくっているときは肌が敏感になるので、しっかり日焼け対策も行いましょう。
まとめ
海外移住って、結構心に負担がかかるもの。
環境も大きく変わり、肌荒れまでしてしまえば辛いですよね。
どうしてもスキンケアで治らないニキビ・吹き出物は、薬に頼るのもいいかもしれません。
オーストラリアにはこういうニキビ薬があるんだ!ということを覚えておくと、心強いのではないでしょうか。
強い薬なので、用法用量を守って使用しましょう。