【オーストラリアで運転】ビクトリア州で運転免許証を取得する方法 ~日本の免許は失効するのか?~

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日本の免許を持っている人は、試験なしでオーストラリアはビクトリア州の免許を取得できることをご存じですか?

普段運転しない人でもオーストラリアの免許証があれば身分証になり、様々な手続きをスムーズに行うことができます。

今回私も日本の免許証をビクトリア州の免許に切り替えたので、

  • 日本の免許をオーストラリアで使うには
  • ビクトリア州の免許の取得方法と必要なもの
  • ビクトリア州の免許証取得にかかる費用
  • ビクトリア州の免許の取得後に日本の免許がどうなるのか
  • ちょっとしたアドバイス「サインを考えておくといいかも」

この5つを紹介します!

オーストラリアは州によって免許証が異なります。

この記事ではメルボルンが位置するビクトリア州の場合についてお話ししますね。

また、2021年11月現在の情報なので、必ず公式ホームページで最新情報をご確認ください。


もくじ

日本の免許証はオーストラリアで使える?

うちの豪州人

え~、日本の免許証は日本でしか使えないでしょ!

Sake

と、言いたくなるのですが、ビクトリア州では日本の免許証が使える場合があります。

ビクトリア州での滞在期間が6カ月以内の場合

  • 有効な日本の免許証
  • その免許証の英語翻訳

この二つがあれば、ビクトリア州で運転できるようになります。(詳細:Overseas licence holders

運転の際にはパスポートとビザを証明できるものも携帯しましょう。

ビクトリア州での滞在期間が6カ月以上になる場合

海外の免許証や他州の免許証を持っている人がビクトリア州で運転する場合、ビクトリア州の免許証を6カ月以内に取得しないといけないようになりました。(2019年10月29日から)

If you have an overseas or interstate licence, you’ll need to convert to a Victorian licence within six months of residing in Victoria.

参照:New to Victoria

運転する予定があるのなら、切り替えてしまいましょう!

ビクトリア州免許証の取得方法

  1. 必要書類と費用を確認する
  2. 手続きの予約を取る
  3. 手続きフォームを用意する
  4. 身分証明書類等を準備する
  5. 予約した日に免許センターに行く
  6. 免許証が郵送で届く

ビクトリア州の免許証の取得方法は簡単で、この6ステップです。

うちの豪州人

海外の運転免許証を現地の免許証に切り替えることを、Overseas Licence Conversionと言いマス!

必要書類と費用を確認する

VicRoad公式ホームページのConvert your overseas licenceから手続きを始めます。

  • どこで発行された運転免許証なのか
  • あなたの誕生日
  • いつビクトリア州に来たのか
  • 免許証を取得して何年になるか
  • 免許証が失効したり、取り消しになったことがあるか

この5つを入力して次に進みます。

すると、上記のようなOverseas Licence Conversion Resultというページに移動します。

Step1を開いて「Book and pay online」に進みたくなりますが、その前にStep2を確認しましょう。

Step2には必要書類について書かれています。

Sake

予約が取れても必要書類が揃っていなければ現地の免許証に書き替えられません。

  • アプリケーションフォーム
  • 身分証明書類(カテゴリーAとカテゴリーBから一つずつ)
  • 日本の運転免許証の翻訳

過去に違反や免許証の取り消しがなければ、この3項目が必要になります。

必要とは書かれていませんが、携帯電話番号を取得してから手続きするのがスムーズです。

アプリケーションフォーム

ダウンロードはこちら:Application form [PDF 348 Kb]

記入を済ませておきましょう!

身分証明書類

身分証明書類のカテゴリーAとBはざっくり次の通り。

  • パスポート
  • 帰化証明・市民権証明
  • Immiカード
  • オーストラリアの運転免許証(写真付き)・仮免
  • オーストラリアに旅行中であるという証明
Sake

私はパスポートとオーストラリアの銀行のキャッシュカードを持っていきました。

運転免許証の翻訳

2021年現在、ビクトリア州では日本領事館に発行してもらった英語翻訳で切り替えの手続きを行うことができます。

在メルボルン日本国総領事館のホームページには費用は29ドル(2021年4月1日から)、発給まで3業務日と書かれています。

費用は毎年変わるので発給手数料の自動車運転免許証抜粋証明欄を確認しましょう。

また、発給までの期間は私のときで一週間と言われたので、余裕を持って申請しましょうね。

Sake

ちなみに29ドルのはずが私は何故か27ドルでした。

天の声

もちろんNAATIの翻訳でも大丈夫じゃよ。

費用

ビクトリア州の免許証に切り替える際に発生する費用は次の4つ。

  • 日本の免許証の英文翻訳料
  • 切り替え手数料 $19.20
  • ビクトリア州免許証料 $84.00(3年)、$287.80(10年)
  • カード決済手数料
  • 英文翻訳料は依頼する翻訳会社によりけり。
  • 海外の免許証からビクトリア州の免許証に切り替える際の手続き費用が発生するのと、免許証発行費が発生します。
  • ビクトリア州の免許証は初めての取得の場合、3年と10年から選べます。他州に引っ越す予定がなくビクトリアに10年以上滞在するのであれば、10年の方がお得…と見せかけて、$7.8割高です。

    最新情報は:Driver licence & learner permit fees
Sake

更新もオンラインで自前の写真を使って手続きできますので、私は3年を選びました。

  • カード決済手数料は、切り替え手数料に$0.1、免許証料(3年)に$0.45発生しました。Card payment feesでも手数料を確認できます。
私が払った費用
  • 翻訳費 27ドル
  • 切り替え手数料 19.30ドル(カード手数料込み)
  • 3年用免許証 84.45ドル(カード手数料込み)

合計 130.75ドル

手続きの予約を取る

必要書類も準備できていて費用にも納得ができたら、切り替え手続きの予約を取りましょう。

大体2週間先くらいから予約が取れます。明日すぐに切り替えたい!ということは運がよくない限りできませんので、書類が揃いそうなら早めに予約しておきましょう。

再びConvert your overseas licenceからスタートし、Overseas Licence Conversion Resultに進み、Step1の「Book and pay online」をクリックし、内容を確認して更に「Continue to book your overseas licence conversion appointment」に進みましょう。

あとは内容を確認したり、質問に答えていくだけなのですが…

住所を入力する欄のボックスに「場所を入力」と日本語で表示された方はエラーが出て手続きを進めることができないかもしれません。

面倒ですがパソコンの言語設定を英語にすると手続きを進めることができました。

うちの豪州人

オーストラリア政府関係のウェブサイトはたまにこの不具合にぶつかるんデスヨネ。外国語設定は要注意デス。

切り替え手数料の決済と予約が終われば必要書類をすべて用意し、後は免許センターに行くだけ!

Sake

アプリケーションフォームでわからないところがあれば空欄にし、免許センターで質問しましょう。
私は間違えているところがありましたが、丁寧に教えてもらえました。

コロナ禍なので免許センターが封鎖されることがあります。そのときは予約を取った免許センターの最寄りの別の免許センターを案内する電話がかかってきます。
予約時間なども変更になるので、知らない番号からの電話は免許の更新が終わるまでできるだけ取るようにしましょう。

免許センターに行く

  • パスポート
  • 身分証明書類(カテゴリーAから1つ、カテゴリーBから1つの計2つ)
  • 日本の運転免許証
  • その英語翻訳
  • 現金またはクレジットカード(免許証代)
  • 眼鏡またはコンタクトレンズ等(海外の免許取得時に必要だった人、現在必要な人)

持ち物の一例です。忘れ物のないように予約の時間までに免許センターに行き、順番待ちの票をもらいましょう。

免許センターですることはこちら。

  • 書類の確認・サイン
  • 視力検査
  • 日本の免許証の確認
  • 免許証発行費の決済
  • 免許証用の写真撮影
  • VicRoadホームページへのサインイン

書類の確認・サイン

Victorian driver licenceでグーグル検索するとわかりますが、免許証にはサインが印刷されます。

切り替え書類に記入した直筆サインがスキャンされ免許証上に印刷されるので、テキトーにサインしないでくださいね。

サインがまだない人は、考えておきましょう。

英語翻訳は確認後、返却してもらえます。

視力検査

日本のように上下左右で答える視力検査ではなく、アルファベットを読まされます。

片目ずつではなく両目のテストなのですぐに終わりますよ。

免許証用の写真撮影

免許センターによるかもしれませんが、広角レンズが使われていました。

スマホのインカメ(広角レンズ)で写りが悪い人は写りが悪くなる可能性大です。3年用の免許証を発行してもらうのがベター。

写真撮影には費用がかかりません。

VicRoadホームページへのサインイン

手続きが終わるとVicRoadホームページにサインインするように言われます。(24時間以内に手続きしないといけないと言われた気がします。)

この手続きをしてから帰るように言われるので、忘れないように手続きして帰りましょう。

手続きの所要時間

自分の順番になれば15分もせずにすべて終わります。

免許証は約2週間で郵送で届きます。

日本の運転免許証は失効しない

「切り替えるときに日本の免許証を切られた!」という話を聞いたことがありますが、私のときは確認されただけでそのまま返してもらえました。

切り替えという表現を使っていますが、「日本の運転免許証+ビクトリア州の免許証も取得」って感じです。

不安な方はカットしないでください、とお願いするといいかもしれません。

Sake

確認のため裏に持っていかれたので少し焦りました。
どの都道府県で発行した免許証なのかも聞かれます。

免許証が郵送で届く

ビクトリア州の運転免許証が届けば内容に間違いがないか確認しましょう。

また、ビクトリア州の交通法規と運転に関する、旅行者および訪問者向け情報という日本語の案内もありますので、ビクトリア州の運転ルールをしっかり確認して運転するようにしましょうね。

最後に

詳しく書こうと思ったら長くなってしまいましたが、日本の運転免許証を持っている人は簡単な手続きでビクトリア州の免許証を取得できます。

6カ月以上ビクトリア州に住むなら早めに切り替えておきましょう。

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