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タスマニアの動物と触れ合うなら【トロワナワイルドライフパーク】
私はこのブログでタスマニア出身のパートナーをコアラと呼んでいるのですが、実はタスマニアにはコアラがいません。
オーストラリアなのに、コアラがいないんです。(動物園にはいます。)
でも、落胆しないでください。タスマニアにはデビルがいます。
そう、タスマニアデビル。
タスマニアタイガーもいたんですが、絶滅しちゃったデス。
とはいえ野生のタスマニアデビルはそんな簡単に見つかりません。それじゃどこに行けば会えるの?
ということでこの記事では、タスマニアの動物たちと触れ合うことができる施設「Trowunna Wildlife Sanctuary(トロワナ・ワイルドライフ自然保護区)」を紹介します。
トロワナ・ワイルドライフ自然保護区ってどんなとこ?
地面からにょきっとはえたタスマニアデビルが目印のTrowunna Wildlife Sanctuary(トロワナ・ワイルドライフ自然保護区)。
ここは1979年から野生動物を保護してきた私設の施設です。
施設の目標は野生動物を守ること、育成すること、自然に帰すこと。
26ヘクタールほどの敷地内で傷ついたタスマニアデビルやオーストラリアの動物たちがのびのびと暮らしています。
26ヘクタールは東京ドーム5.5個分、ディズニーランド0.5個分ほどです。
ツアーに参加しよう
せっかくなので、動物たちと触れ合うことができるツアーに参加してみてください。
所要時間は1~2時間ほどで、係の人が動物の生態などについて英語で説明してくれます。
ツアーの目玉はタスマニアデビルのご飯タイム。
死んだワラビーなんかをバリバリと皮ごと骨ごといくので多少グロ注意ですが、タスマニアデビルのすごい顎の力を間近で見ることができる貴重な機会です。
ツアー開始時刻は毎日11時、13時、15時。
予約不要なので、ツアー開始時刻になる前に受付でツアー代金を支払ってください。
ツアー料金表(2020年5月現在)
大人 | $28 |
コンセッション | $24 |
子ども(2歳~15歳) | $16 |
家族(大人2人と子ども2人) | $75(子ども3人目からは+$10ずつ) |
※コンセッション割引を受けるにはそれに必要なカード(シニアなどを証明するもの)を持っている必要があります。
他のお客さんと一緒になるのが嫌な方や、時間の融通がきかない方はVIPツアーを事前予約することができます。
最少人数2人~、費用は予約の際にご確認ください。団体さんも事前予約されてください。
予約受付先:info@trowunna.com.au
また、タスマニアデビルやウォンバット、フクロネコについて極めたい人向けにワークショップもあります。
施設の詳細情報
施設名 | Trowunna Wildlife Sanctuary(トロワナ・ワイルドライフ・サンクチュアリー) |
---|---|
所在地 | 1892 Mole Creek Road, Mole Creek Tasmania 7304 |
電話番号 | +61 3 6363 6162 |
ホームページ | trowunna.com.au |
メールアドレス | info@trowunna.com.au |
営業時間 | 毎日 9:00 am – 5:00 pm (定休日:クリスマス) ※ツアー開始時刻は毎日11時、13時、15時 |
駐車場 | あり |
どんな動物がいるの?
トロワナワイルドライフ自然保護区では様々なオーストラリアの動物たちに出会えます。
保護しては自然に帰すため、常にいるとは限らない動物もいますが紹介します。
タスマニアデビル(Tasmanian devil)
胸元にツキノワグマのような白い模様が入ったこの子がタスマニアデビルです。
タスマニアでは「デビル」と呼ばれたり、「タジーデビル(Tassie Devil)」とも呼ばれます。
大きさは50cmくらいで、脚が短めで胴回りは太め。
タスマニアデビル(学名:Sarcophilus harrisii)は、哺乳綱フクロネコ目フクロネコ科タスマニアデビル属に分類される現生で世界最大の肉食有袋類。別名、フクログマ、フクロアナグマ、フクロクズリとも称される。
出典:Wikipedia
肉食有袋類、そう、カンガルーなんかと同じ有袋類なのでお母さんのお腹にはポケットがあるんです。
元々オーストラリア本土にも生息していたようですが、本土のデビルたちは14世紀頃に絶滅したのだとか。
実はこのタスマニアデビル、日本でも結構身近なところに存在します。
引用元:Tweety Instagram(@tweetypix)
トゥイーティーの右の茶色いあいつ、なんとタスマニアデビルなんです。ご存じでしたか?
ちなみに2017年に死んでしまった多摩動物園のタスマニアデビルはここトロワナ・ワイルドライフパーク出身デシタ。
ウォンバット(Wombat)
最近日本でもぬいぐるみなどのキャラアイテムを見かけるウォンバット。
実はウォンバットには三種類あります。
- Common wombat(ヒメウォンバット)
- Northern hairy-nosed wombat(キタケバナウォンバット)
- Southern hairy-nosed wombat(ミナミケバナウォンバット)
ヒメウォンバットが一番よく知られている、つぶらな瞳がたまらなくかわいいあの子です。
タスマニアに生息するウォンバットはヒメウォンバット。ずんぐりむっくりしてて、大きい子は1mを超えることも。
ウォンバットにはおもしろい特徴が三つあり、一つ目はめちゃくちゃお尻が硬いこと。天敵に噛まれても大丈夫なように軟骨に覆われた四つの骨の上にさらに頑丈な皮膚で守られているという鎧のようなお尻。
おもしろい特徴二つ目は、ポケットの位置。
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引用元:Cradle Mt Wilderness Village Instagram(@wildernessvillage)
ウォンバットも有袋類なのですが、赤ちゃんがお尻からこんにちはする位置にポケットがついてます。
そして三つ目のおもしろい特徴は、うんこが四角いこと!!!
I’ve just been reminded that wombat poo is cube shaped. pic.twitter.com/kKVfpwrFUv
— Alistair Leadbetter (@IndolentFop) October 20, 2020
できたてホヤホヤだと適度に湿ってて生チョコみたい。
どんな肛門をしてるのでしょうか。一度見せてもらいたいものです。
フクロネコ(Eastern quoll)
“Race you up Cradle Mountain?” – Egor the Eastern quoll is a competitive little critter! (via IG/brett.chatwin) pic.twitter.com/dveixPouG1
— Australia (@Australia) March 6, 2016
水玉柄がかわいいクォール(フクロネコ)。茶色い子だけでなく、黒い子もいます。
タスマニア以外では絶滅してしまったそうなので、フクロネコと触れ合いたい方もトロワナワイルドライフ自然保護区に足を運んでみてください。
子どものフクロネコは手触りがすっごくよくて、まるで毛穴ブラシを触ってるかのようでした。大きさは40cmほど。
赤い舌を持つアオジタトカゲ(Cinnamon blue tongue)
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引用元:Trowunna Wildlife Sanctuary Instagram(@trowunna_wildlife_sanctuary)
アオジタトカゲ自体はインドネシアやパプアニューギニアにも生息しているのですが、トロワナワイルドライフ自然保護区には舌が青くないアオジタトカゲがいます。
アルビノでもないのにシナモン色をしていて、その舌は赤。たしか29歳。アラサー女子です。(2020年5月現在)
赤い舌を持つアオジタトカゲが見たい方も、トロワナワイルドライフ自然保護区へどうぞ。自然界でカモフラージュできない色をしているため危険なので、ここに住んでいます。
オーストラリアガマグチヨタカ(Tawny Frogmouth)
一瞬「何コレ?」ってなる生き物、タウニーフロッグマウス(オーストラリアガマグチヨタカ)。
和名がすべてを説明してくれていますが、オーストラリアのがま口なヨタカです。
ガマグチヨタカって、雛が心臓に悪いくらいかわいいんです。
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引用元:Trowunna Wildlife Sanctuary Instagram(@trowunna_wildlife_sanctuary)
もはや、耳かきについてるあれ。白いフワフワ。
ガマグチヨタカで検索してみてください。ブサカワさにもだえます。
ヒガシシマバンディクート(Eastern Barred Bandicoot)
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引用元:Trowunna Wildlife Sanctuary Instagram(@trowunna_wildlife_sanctuary)
昔流行ったゲーム「クラッシュバンディクー」のあれです。バンディクート。
中でもヒガシシマバンディクート(Eastern Barred Bandicoot)はタスマニアとビクトリア州にしか生息していません。たまに庭とかにいます。
トロワナワイルドライフ自然保護区で保護していたバンディクートは最近自然に帰したそうなので、今はいないかも。
そういう一期一会な出逢いがあるのも、トロワナワイルドライフ自然保護区の魅力です。
ポトルー(Potoroo)
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引用元:ABC Australia Instagram(@abcaustralia)
ちょっとクォッカっぽいポトルーはネズミカンガルー。
オーストラリアにはカンガルーっぽい動物がいっぱいいるんですよね。サイズは両手のひらの上に乗っちゃうくらい。
クラッシュバンディクーに出てくるピンストライプはポトルーだそうです。
ハリモグラ(Echidna)
運がよければ施設内をうろつくエキドナ(ハリモグラ)を見ることができるかも?
ロウバシガン(Cape Barren goose)
施設内にたくさんいるロウバシガン(Cape Barren goose)はオーストラリア南部にしか生息していません。
結構大きくて白鳥くらいのサイズ感。のっそのっそ歩き回ってます。
縄張り意識が強いそうなので、下手すると噛まれるかもしれないのでご注意ください。
カンガルーとワラビー(Kangaroo, Wallaby)
カンガルーもワラビーもあちこちにいるので一括りにしてしまいました。
写真は私が餌を与えてよろこんでいるカンガルーです。
トロワナワイルドライフ自然保護区では3ドルほどで餌を買うことができるので、カンガルーやワラビーに餌やりをしてみませんか?
手がベットベトになりますが、お手洗いで手を洗えるのでご安心ください。
お土産・動物グッズが買える売店あり
トロワナワイルドライフ自然保護区には売店があり、かわいいタスマニア土産が買えちゃいます。
写真のアイテムは飲み物の缶や瓶を保温してくれるStubby holder(スタビーホルダー)。オーストラリアではどこの家庭にもあるアイテムです。
Tシャツや帽子、靴下、カバン、マグカップ、置物、ぬいぐるみなど、いろんな商品がありますよ。
旅の思い出にいかがですか?
近くのオススメスポット Melita Honey Farm
トロワナワイルドライフ自然保護区からロンセストンに向かう途中にあるハチミツ屋さん「Melita Honey Farm(メリタハニーファーム)」。
CRADLE TO COAST Tasting Trailのコースにもなっているここでは、いろんな種類のハチミツをテイスティングできます。
【関連記事】タスマニアでグルメ旅【CRADLE TO COAST Tasting Trail】その1
私のおすすめはこちら。
レザーウッドハニーのアイスクリーム。
ハチミツ感がすごくてめちゃくちゃおいしいので、是非召し上がってみてください。
所在地 | 39 Sorell St, Chudleigh TAS 7304 |
---|---|
電話番号 | +61 3 6363 6160 |
ホームページ | melitahoneyfarm.com.au |
営業時間 | 毎日 9:00 am – 3:00 pm (定休日:土曜日) |
まとめ
途中で若干動物図鑑のようになってしまいましたが、この記事ではトロワナ・ワイルドライフ自然保護区について紹介しました。
お一人様でも、家族でも、カップルでも、友達同士でも楽しめるスポットなので、タスマニア旅行の際に是非立ち寄ってみてください。